スイミングは、今ではすっかりなくてはならない私たちの健康の原動力です。
雑賀さんご夫妻(マスターズコース・和白校)
はるおかスイミング入会九年目、プールに通った日数は数えてみると、102箇月、1,580日余り。 それにしては、泳ぎが上達しないのは、年齢のハンディが大きいのかと思うと、プールに入るのが遅かったと反省しきりです。
今思えば、バタフライは別として平泳ぎ、背泳ぎは子供のときに遊びの中で自己流に川の中で誰に教わることなしに見様見真似でからだで覚えましたが、クロールだけは、手足の動きと呼吸のタイミングが難しく、幾度試みても、いつも溺れる寸前となり、遂に断念した嫌な記憶があります。
それでも、クロール駄目男が何とか四泳法を習い続けるのは、辛抱強く通える環境と、スイミングコーチ諸先生方の御努力の賜物だと感謝しています。
初めは日中の明るい陽光がキラメク、プールの水面に水滴が飛び跳ねる中で、バシャバシャ泡立てるばかりの私の手足の動き、なんとも様にならない状況が、数ヶ月を経て、25m泳ぎ切り、プールの向側に辿りついたときの喜びは、何とも言えない感激で、「曽宮先生、初めて泳ぎ切ったよ」と報告したことを今も忘れません。
この満足感が、毎日の四種目レッスンに没頭していった原動力でした。こうして今は生活のリズムの中に、プール通いが織り込まれ、プール友達と競いながらレッスンを楽しんでいます。
日常生活の中で、趣味の工作(飛行機のソリッドモデル)や庭木の手入れに熱中すると、年齢の故もあって、身体の各部に凝りを感じたときは、水中エアロビクスで自在に身体を動かすことに 集中すると、凝りはすぐ解すことができるのもプールの効用ですし、又プールに通う以前は、松の手入れで右手首が腱鞘炎らしく痛めていたのですが、これも自然と治癒し、毎年の庭仕事でも 再発しないことも有難いです。
このように健康生活を求める原動力としてのプールの効用によって支えられている老年代の身体なのでしょう。
孫たちも私たちの影響で、はるおかに五人とも通い、明るい性格で友達と楽しく遊べる子供に育っていることも、裸で交わる友情が生まれるプールならではと信じています。
夫婦割引も加わり、身体の動ける限りは、はるおかとの交流は続くことでしょう。