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会員様の体験談

ぼくも続くぞ、金メダルへの道

田中康裕(11歳)裕朗(9歳)(選手コース・宇部校)

 29秒90(50m自由形)、1分05秒(100m自由形)、これがぼくのお兄ちゃんの今のベストタイム。
 この2月の九州カップ・5月の西日本大会でなんとゆうしょうでした。九州カップではおしくも大会記録をのがしたけれども、西日本ではかろうじて大会記録としてその時のタイムをのこした。それらでもらった大きな金メダルが4こ。
「いっぱいあるから、ぼくにも1こちょうだい」
 お兄ちゃんの返事もまたずにさっさと首に引っかけたら、ぼくのおへそでかがやいた。今も部屋のピアノの上に置いてある。そのそばに県大会での「ゆうしゅう選手しょう」のトロフィーもデーンと4こ。1年間でこんなにもらっている。メダル・トロフィーラッシュだ。実は何をかくそうぼくのも1こあるのだ。しかもおにいちゃんと同じ高さなのだ。ラッキーだったんだが、どうどうとならんでいる。
 「行くよ!」
 家が遠いのでスイミングのバスが来ない。だから荷物を引っさげて仕事から帰ったお母さんが、車でつれて行ってくれる。車のゆれがゆりかごのようになり、あっというまにぼくはねむりに入ってしまう。お兄ちゃんはねることもなくなった。スイミングにとう着が6時半か7時。7時半のときもある。それから泳ぐので、練習が30分から1時間半。お兄ちゃんはぼくの横のコースで矢野先生に
「足!頭!」
と、さけばれながら泳いでいる。ぼくはゆうがに泳いでいる(つもりなんだが)。
 練習が終わるとぐったりのはずなのに、なぜか所かまわずワイワイガヤガヤおしゃべりタイム。友達やおじちゃんやおばちゃんや先生たちと。これがあるからたまらない。
 「おやすみ。また明日ねえ!」
 と、走る車のまどから友だちにさけんでいるうちにえらさがふきとび、「今日も楽しかった」と終わるのだ。
 「いのちはたから」か。スイミングを通して元気になったぼくたち兄弟。食べるように飲んでいた薬もほとんどいらなくなったし、お兄ちゃんのひじもぬけなくなったし、ぼくの両耳のチューブもとれたし。ようし、また今日もはるおかに行くか!大好きな友だちや先生と、ベストタイムに向かってがんばるぞ!行って来まあす!!